こんばんは。キセカツです。
今日は世界マスターズ陸上を振り返ってみようと思います。
2024年シーズンは世界マスターズのことしか頭になく、冬期トレの時から予選・準決・決勝を走れる筋持久力をつけようと人の1.5倍は練習していました。 今考えるとやりすぎですね。
体のケアにも時間をかけ、ストレッチは各部位1分強ずつを20種類ほどを毎日。
栄養学を学び、それを自分の場合だと何がいいのかを検証するのとレースでのあらゆる場面を想定して、摂取時間を変えて食事したり。朝昼晩全てにおいて。特にやったのは、練習時間が普段は夜なので昼食をアップ開始の2時間前に摂った場合と3時間前に摂った場合で、動き出しの感覚にどう変化があるのか。また、MAXスピードを出す何時間前に食事を済んでいたら体の感覚だけじゃなく集中力を上げれるのか。とか想定できることは色々と試して、行き着いたのが、アップ開始3時間前には、腹五文目くらい米とみそ汁を摂る。アップ開始前にEAAを摂る。MAXスピード出す1時間半前にクレアチンとレキオムを摂る。ってところでした。
アップも色々試した結果、自分はゆっくり時間をかけてやるのがよくて2時間かけるくらがベストと判断。アップはフォームローラーとマッサージガンを使ってのほぐしに多くの時間を費やし、腹筋などで体への刺激入れ、ドリルは10分くらいの程度。ショートスプリントをその日の調子に合わせて決めていくって感じで、スターティングブロックを使ってのスタート練習はほぼやらない。やっても1~2回ほど。
これまで2日で100mを3本走ったことのない自分は、筋持久力がないのでどうやったら3本走れて、決勝でベストを出せるかっていうのを考えて日々色んなことを試していました。
精神的にも安定してレースに臨めるようにと呼吸の仕方も学び、自分のことを知るために自分が一番落ち着くのはどんな時かも日々検証して探っていました。
結果、わかったのが静かに過ごすでした。
なので、スウェーデンでのホテルではTVもつけないどころか一人の時は、ほぼ無音で過ごしていました。自然の風や空気も好きで窓をあけてそれを感じ、朝の街の動き出している音や鳥のさえずりとかが聞こえてくると妙に落ち着くんですよね。
そして人間観察も好きなので、朝から駅のベンチに1時間くらい腰かけてスウェーデン人の動向を観察したりもしてましたね。 (自分がみてきたスウェーデン人についてはまた別の記事で書きます。)
想定できることを全てやった結果は、世界6位でした。
写真は決勝を走ったメンバー。一番左端のアメリカ人が優勝。記録は、10秒85。僕は11秒22。ちなみに日本記録は10秒75。
見ての通り体つきが全然違う💦
自分なりに色々とやってきたけど、そもそものエンジンが全然違った。
でも実際走った実感としては全く勝てないってわけではないな。とは感じた。 決して強がりではなくて。
結果、今回の世界大会はかなり気負って臨んだなぁと感じたので、次の世界大会(2026年8月25日から韓国(テグ)で開催)ではもっと気軽に自分らしくおちゃらけた感じで臨めるようにコツコツ積み上げていこうって感じです。
もっと書きたいことはあるけど今回はこの辺で終わりにしておきます。
次回は、ケガ編と遠征編の予定です。
最後まで読んでくれた皆様。ありがとうございました。
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